オーストラリア世界選手権レースレポート②
2009.09.14 Mon. 23:16 -edit-
では、永田隼也さんから、4クロスのレースレポートです!
↓ ↓
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練習日
今回の4クロスコースはとてもBMX的なコースだった。
前半にはリズムや巨大バーム、中間には巨大ダブルテーブルがあり、後半はまたリズムセクションと最後は漕ぎな感じのコースだった。ただ、路面が非常に荒れていて、リップやバックサイドにも、岩などが出ていた。
このトラックは常設で、オージー軍団のこなしが非常に速かった。
コースの構造は基本的にどこのコーナーにも、インとアウトのラインがあったが、抜ける箇所は大2バームのみだと練習中から感じた。
結果ゲート練習が始まったが、予想通り、皆そのラインの練習をしていた。
そして、予選へ向けての一番の難関となったのが、コース中盤にある、ダブルのジャンプだった。距離は10メートル以上あって、そのジャンプの前には巨大シングルが設けてあり、漕いで入って行く時に跳ねられてしまう。
他のライダーたちもかなり苦戦していた。
だが、このジャンプを飛ぶのと飛ばないでは、1~2秒の差が出てしまうぐらい大きな鍵になるセクションだった。
練習で何本もトライしたが、思いきり踏み込む事が出来ず、なかなか飛ぶ事が出来なかった。
練習2日目で、ジャンプにトライしたが、届くには届いたが、風がかなり強く、飛べるか飛べないか不安定な状態にあった。
その他はラインもこなしもしっかりと攻略し、練習日を終えた。
予選
予選から会場には多くの観客が来ていた。
また、ワールドカップとも違う独特な雰囲気で、興奮した。
スタートし、前半セクションは順調に攻略し、問題のジャンプセクションへ。
風もやや向かい風で、限界まで漕ぎを粘ったが踏み切る事が出来ず、ここで下手に飛んで届かないより、飛ばずに漕いだ方が良いと判断し、飛ばずに後半セクションへ。
ロスはしてしまったが、とにかく漕いだ。レーススピードになって、後半に細かいリズムセクションへ入って行くと、自分が想像していたよりも、リズムのこなしが速くて驚いた。
そして後は全力で漕いでゴール。
その他のライダーはうまくダブルを攻略し、飛んでいたが、26位で予選を通過できた。
そのセクションが攻略出来ない、悔しさが予選終了後にずっと襲いかかって来ていたが、そこでのタイム差を考えて、他のセクションは行ける!とポジティブな考えへ持って行き、翌日の本番へ備えた。
その日の夜は、ナイター練習が行われ、独特な雰囲気の中、興奮しながら練習することができ、ジャンプも攻略へ近づいた。
決勝
レースは午後6時半の日暮れから行われ、4万人弱の観客がコース脇にびっしりと押し寄せていて、大盛り上がりの中開催された。
僕のヒートはオーストラリアチャンピオンのライダーとBMX出身のこちらもオージーライダー。
ジャレッドと常に練習していて、ライン取りなど、うまいライダーだった。
そしてもう一人はスロバキアのライダー。
僕は予選がこのメンバーの中では一番下だったので、4ゲートの一番アウト側へ。ここのラインがなかなか不利なラインで、練習中に狙いを定めていた、第2バームでイン側から攻める事をスタートから決めていた。
そしてスタート。
予想通り、1,2ゲートのオージーライダーが飛び出し、第1バームはイン側ラインへ。
僕はアウトから攻め、この時点で3位のライダーを抜き、いざ第2バームへ。イン側から2位のライダーを抜きにかかり、被せようと攻めたが、アウトからの漕ぎの勢いで逆に被せられてしまい、コーナーで少し滑ってしまい、その間に4位のライダーにも抜かれてしまい。そのまま4位でフィニッシュした。
あと一息の所で抜けきれなかった事が、まだ未熟な部分だと感じた。
ただ、ワールドカップで初めて出た4クロスの時よりも確実にレースをしっかりと見極められる様になり、手ごたえも感じられた。
4クロスの課題は体作り、瞬発力の2つが大きな課題だと感じた。
帰国した次の日から、スプリント、ロードワークを開始しました。
4クロスかなり手ごたえを感じました。
TEAM FUNFANCY
永田隼也
今回の4クロスコースはとてもBMX的なコースだった。
前半にはリズムや巨大バーム、中間には巨大ダブルテーブルがあり、後半はまたリズムセクションと最後は漕ぎな感じのコースだった。ただ、路面が非常に荒れていて、リップやバックサイドにも、岩などが出ていた。
このトラックは常設で、オージー軍団のこなしが非常に速かった。
コースの構造は基本的にどこのコーナーにも、インとアウトのラインがあったが、抜ける箇所は大2バームのみだと練習中から感じた。
結果ゲート練習が始まったが、予想通り、皆そのラインの練習をしていた。
そして、予選へ向けての一番の難関となったのが、コース中盤にある、ダブルのジャンプだった。距離は10メートル以上あって、そのジャンプの前には巨大シングルが設けてあり、漕いで入って行く時に跳ねられてしまう。
他のライダーたちもかなり苦戦していた。
だが、このジャンプを飛ぶのと飛ばないでは、1~2秒の差が出てしまうぐらい大きな鍵になるセクションだった。
練習で何本もトライしたが、思いきり踏み込む事が出来ず、なかなか飛ぶ事が出来なかった。
練習2日目で、ジャンプにトライしたが、届くには届いたが、風がかなり強く、飛べるか飛べないか不安定な状態にあった。
その他はラインもこなしもしっかりと攻略し、練習日を終えた。
予選
予選から会場には多くの観客が来ていた。
また、ワールドカップとも違う独特な雰囲気で、興奮した。
スタートし、前半セクションは順調に攻略し、問題のジャンプセクションへ。
風もやや向かい風で、限界まで漕ぎを粘ったが踏み切る事が出来ず、ここで下手に飛んで届かないより、飛ばずに漕いだ方が良いと判断し、飛ばずに後半セクションへ。
ロスはしてしまったが、とにかく漕いだ。レーススピードになって、後半に細かいリズムセクションへ入って行くと、自分が想像していたよりも、リズムのこなしが速くて驚いた。
そして後は全力で漕いでゴール。
その他のライダーはうまくダブルを攻略し、飛んでいたが、26位で予選を通過できた。
そのセクションが攻略出来ない、悔しさが予選終了後にずっと襲いかかって来ていたが、そこでのタイム差を考えて、他のセクションは行ける!とポジティブな考えへ持って行き、翌日の本番へ備えた。
その日の夜は、ナイター練習が行われ、独特な雰囲気の中、興奮しながら練習することができ、ジャンプも攻略へ近づいた。
決勝
レースは午後6時半の日暮れから行われ、4万人弱の観客がコース脇にびっしりと押し寄せていて、大盛り上がりの中開催された。
僕のヒートはオーストラリアチャンピオンのライダーとBMX出身のこちらもオージーライダー。
ジャレッドと常に練習していて、ライン取りなど、うまいライダーだった。
そしてもう一人はスロバキアのライダー。
僕は予選がこのメンバーの中では一番下だったので、4ゲートの一番アウト側へ。ここのラインがなかなか不利なラインで、練習中に狙いを定めていた、第2バームでイン側から攻める事をスタートから決めていた。
そしてスタート。
予想通り、1,2ゲートのオージーライダーが飛び出し、第1バームはイン側ラインへ。
僕はアウトから攻め、この時点で3位のライダーを抜き、いざ第2バームへ。イン側から2位のライダーを抜きにかかり、被せようと攻めたが、アウトからの漕ぎの勢いで逆に被せられてしまい、コーナーで少し滑ってしまい、その間に4位のライダーにも抜かれてしまい。そのまま4位でフィニッシュした。
あと一息の所で抜けきれなかった事が、まだ未熟な部分だと感じた。
ただ、ワールドカップで初めて出た4クロスの時よりも確実にレースをしっかりと見極められる様になり、手ごたえも感じられた。
4クロスの課題は体作り、瞬発力の2つが大きな課題だと感じた。
帰国した次の日から、スプリント、ロードワークを開始しました。
4クロスかなり手ごたえを感じました。
TEAM FUNFANCY
永田隼也
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